口腔機能修復学

クラウンブリッジ補綴学

臨床、教育、研究。口の機能とQoLの回復を目指して。

「クラウン・ブリッジ補綴学」では、歯を削ってかぶせ物(クラウン=冠やブリッジ)を製作する、いわゆる歯や歯質の欠損、かみ合わせの治療について学びます。これだけでは歯科治療のごく一部のようですが、臨床の現場ではこれらにくわえ有床義歯(取り外しの入れ歯)やインプラント、あるいは審美修復など、幅広く取り組んでいます。本学の歯学研究院には多くの講座、分野がありますが、当分野ではほとんどの医局員が毎日外来診療に携わっており、歯科臨床に最も特化した分野の一つと言えるかもしれません。しかし、その日常の臨床から生じる疑問の解決のための臨床研究、そして、科学的根拠を導き出すための、あるいは科学の進歩に寄与できる基礎研究も併せて行っており、これらの研究を学会や論文で発表しております。学会賞を受賞している研究が複数あり、その成果を発信することにも取り組んでいます。当分野には、7名の教員、7名の医員、4名の大学院生に複数名の非常勤の約20名程度のチームで、アットホームなところもありますが、それぞれが歯科医師として、口の機能、QoLの回復のために日々研鑽に努め、高い志を有していると自信をもって言える分野です。

クラウンブリッジ補綴学分野素材

メンバーMEMBER

教授/鮎川 保則

教授/鮎川 保則

   
教授
鮎川 保則
准教授
荻野 洋一郎
診療講師
大内田 理一
助教
諸井 亮司
助教
高橋 良
助教
松﨑 達哉
助教
大木 郷資
助教
古藤 航
助教
古賀 小百合

学生へのメッセージ

補綴治療とはクラウン・ブリッジや義歯、インプラントなど歯の形態やかみ合わせを回復させる治療と思っていませんか?しかし、歯の形態にも機能的、審美的に考慮すべき事項は多数あり、また、部分的に歯を喪失した患者に対しては歯との共存を考え、さらに歯を完全に喪失した無歯顎患者では機能面や審美面を一から構築する必要があります。すなわち、患者の来院時に治療のゴールを設定する役割を担う大事な分野です。われわれはこの治療を成功に導くための教育、研究や各治療ステップにおけるエビデンスの構築、また基礎実験で細かいデータの解析も行っています。皆さんも今後、ともに取り組んではどうでしょうか?

九大歯学部Voice

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九大歯学部 Voice#04

「研究者として、臨床医として」

歯学顎口腔外科 助教 前原 隆

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九大歯学部 Voice#03

「患者さんに寄り添える歯科医師になり、
私にしかできない仕事に携わりたい。」

学生歯学部 2年生

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九大歯学部 Voice#02

「歯科医療の未来は明るい」

歯学大学院 4年生