九大歯学部Voice

私の父は、佐賀の田舎町で歯科医院を開業しています。医院 の2階が自宅でしたので、小さい頃から父の働く姿を見てきました。用事があって医院に降りていくと、患者さんとの会話が聞こえてくることがありました。治療を終えた患者さんから 「ありがとう。先生、これ食べて。」と、野菜や果物をいただいたり感謝されている姿を見ていると、歯の痛みを取ったり、歯をきれいにしたりする歯医者の仕事も悪くないなと思い、父の出身でもある九州大学歯学部を目指そうと決めました。

入学式で九州大学の大きさに驚くと同時に、歯学部以外の学生とも交流可能なこの大学に入学してよかったと感じました。 １年目は、伊都キャンパスで、基幹教育と呼ばれる言語科目や基礎科目を学び、２年目以降は病院キャンパスに移り、専門科目を学んでいます。いずれの科目も将来の目標達成に必要であると考え、真剣に取り組んでいます。

父のように患者さんに寄り添える歯科医師になり、私にしかできない仕事に携われたらなと思いますが、その過程はあまり想像がつきません。これから多くの専門科目を学んでいく中で、ゆっくり考えていきたいです。