九大歯学部Voice

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九大歯学部 Voice#01

義歯補綴科 診療講師

木原 優文

歯科医療はクリエィティブで
やりがいのある仕事

「歯が無い・噛めない、でも食べたい」
「歯の色・形、見た目を今より良くしたい」
─そんな患者さんのQOL(生活の質)アップの
手助けをするのが役割です。

写真皆さんが歯学部を志望する動機は何ですか? 言うまでもなく、歯学部に入学した殆どの人は歯科医師を目指すことになります。一口に「歯科」と言っても、治療内容によって様々な専門分野があります。九州大学病院には12の歯科診療科があり、例えば「歯周病科」は歯槽膿漏から歯を守ることが専門ですし、「口腔外科」は親知らずの抜歯やお口の中のガンの治療などが専門です。私はそのうちの一つである「義歯補綴科(ぎしほてつか)」という科に所属しています。「補綴(ほてつ)」とは、失われた機能や形態を人工物で補う治療のことです。「歯が無い・噛めない、でも食べたい」「歯の色・形、見た目を今より良くしたい」─そんな患者さんを対象に、差し歯・入れ歯・インプラントなどで噛めるように・見た目が良くなるように修復し、QOL(生活の質)アップの手助けをするのが役割です。

歯科医療は非常にクリエイティブで
やりがいのある仕事!
一緒に歯科医療を極めていきましょう!

写真想像してみてください─自分が手がけた入れ歯や差し歯を使っている患者さんが、「何でも食べられるようになって食事が楽しくなった」「歯がキレイになって自分に自信が持てるようになった」と喜んでくれている姿を。自分の作品(あえてこう言います)が患者さんの人生を変えうるのです。その作品は飾り物ではありません。それを使う人がいて、さらに長期間、快適なものでなければいけません。私たちは日々「最新作が最高傑作」となるように作品の一つ一つ、患者さんの一人一人と向き合っています。 補綴に限らずとも、歯科医療は非常にクリエイティブでやりがいのある仕事です。 これを読んでいるやる気と根気とちょっとした器用さを持った皆さん、歯学部に入学しませんか? 一緒に歯科医療を極めていきましょう!