口腔細胞工学
口腔細胞工学分野は、昭和43年6月、尾上 薫 先生が大阪大学医学部第3内科から、初代教授として赴任して口腔生化学講座として開講し、平成30年に開講50周年を迎えた。これまでに全国の歯学部、歯科大学、医学部に多数の教授を輩出している。昭和55年、尾上教授の熊本大学への転出に伴い、古賀 敏生 先生が2代目教授に就任した。平成8年に古賀教授の定年退官に伴い、平田 雅人先生が3代目教授に就任し、平成12年に九州大学の機構改革によって、現在の口腔細胞工学研究分野と名称が変わった。平成29年に平田教授の定年退官に伴い、自見 英治郎がOBT研究センターと口腔細胞工学分野の教授を兼担している。
本分野は、開講当初から学部内外から多くの若く優秀な院生諸君が集まり、学際的研究が活発に行われている。免疫学を中心とした研究から、教室で発見した新規イノシトールリン酸結合タンパク質(PRIP)の生 理機能のほかに骨代謝および糖・エネルギー代謝に関する研究など多岐の分野に渡り世界の研究をリードしている。