口腔機能分子科学分野
伝統を守り、連携の翼で、世界に羽ばたく
研究室へ発展させていきたいです。
研究室へ発展させていきたいです。
私どもの分野の歴史は、何よりも研究が好きで、独自の研究手法を開発した偉大な先輩方によって築かれてきました。30年前から研究を始めたリソソーム蛋白分解酵素と脳の免疫細胞であるミクログリアの研究と融合させ、これまでミクログリアの産生するカテプシン群(特にカテプシンB、D、E、H、LならびにS)が、それぞれ特定基質の限定分解に関与することで脳の老化、脳炎症ならびに難治性疼痛において重要な役割を果たすことを明らかにし、ミクログリア研究の草分け的な研究室の一つと目されるまでになりました。現在、本分野では、伝統的な「リソソーム蛋白分解酵素」と「ミクログリア」の二つの研究を融合し確立させた新しい独自の研究スタイルを用いて、「炎症の慢性化を阻み、認知症予防・改善」の研究ならびに「痛みの慢性化を阻み、QOL向上」の研究に取り組んでいます。また、「脳老化とミクログリア」に関する研究も行っています。
研究を通じて世界的な研究者と出会い、日本から発信し、研究成果を世界に広めています。今後「口腔の健康から全身の健康に貢献する」という理念の基で、伝統を守り、連携の翼で世界に羽ばたく研究室へ発展させていきたいです。