小児口腔医学
抜けてしまう乳歯は活用できないか? 我々は子供の歯を守り、将来を見据えています。
小児歯科は、治療内容ではなく受診者の年齢に基づいて分類されている診療科です。出生前の胎児(妊婦様)から新生児、乳幼児、学童児、中学・高校生そしてハイティーンまでの心身の発育途上者が対象であり、すべての歯科疾患に対応できる幅広い知識と経験が求められます。また、2013年4月より大学病院外来の診療科名を「小児歯科・スペシャルニーズ歯科」に変更し、全身疾患や心身に障害を持つ小児や障害児(者)への歯科診療を専門としています。このように小児口腔医学分野は小児や障害児(者)における歯科領域すべてを対象とした臨床、研究、教育に携わる分野です。
当分野では先天性疾患を始め様々な疾患の患者様より口腔組織由来幹細胞を単離し研究を行っています。各疾患の症状は、神経系や骨格系、消化器系、循環器系、呼吸器系、内分泌系などの異常と多岐にわたり、病態や治療法の研究は、各疾患に対応した臓器の細胞を用いる必要があります。口腔組織由来幹細胞は、神経細胞、骨芽細胞や肝細胞などへ分化可能な細胞である。私たちはこの幹細胞を各疾患の症状に対応した臓器の細胞に分化させ、病態解明や新規治療法の開発を進めています。