クラウンブリッジ補綴学
臨床、教育、研究。口の機能とQoLの回復を目指して。
「クラウン・ブリッジ補綴学」では、歯を削ってかぶせ物(クラウン=冠やブリッジ)を製作する、いわゆる歯や歯質の欠損、かみ合わせの治療について学びます。これだけでは歯科治療のごく一部のようですが、臨床の現場ではこれらにくわえ有床義歯(取り外しの入れ歯)やインプラント、あるいは審美修復など、幅広く取り組んでいます。本学の歯学研究院には多くの講座、分野がありますが、当分野ではほとんどの医局員が毎日外来診療に携わっており、歯科臨床に最も特化した分野の一つと言えるかもしれません。しかし、その日常の臨床から生じる疑問の解決のための臨床研究、そして、科学的根拠を導き出すための、あるいは科学の進歩に寄与できる基礎研究も併せて行っており、これらの研究を学会や論文で発表しております。学会賞を受賞している研究が複数あり、その成果を発信することにも取り組んでいます。当分野には、7名の教員、7名の医員、4名の大学院生に複数名の非常勤の約20名程度のチームで、アットホームなところもありますが、それぞれが歯科医師として、口の機能、QoLの回復のために日々研鑽に努め、高い志を有していると自信をもって言える分野です。