口腔顎顔面病態学

高齢者歯科学・全身管理歯科学

超高齢社会に対応でき、包括的な歯科医療ができる人材の育成・発展に貢献する。

本教室は、1993年に九州大学歯学部附属病院特殊歯科総合治療部が開設されたのが始まりで、超高齢社会への進展に伴う疾病構造の変化に対応するため、2016年11月に高齢者歯科学・全身管理歯科分野として新設された本学歯学部の中でも新しい教室です。
 近年、医学の進歩により、以前は重症の全身疾患のために生命すら危ぶまれた方が、高度な先進医療を受けられて、普通に社会生活を送られるようになっています。また、高齢化に伴って複数の全身疾患をかかえる方が増加しています。これらの方々が、病気と共存しながらも生活の質(QOL)を維持した生活が送ることができるように、社会的および医学的に支援することが求められています。このような社会の要請に対応できる歯科医師の育成が必要です。
 当分野は、多職種との連携のもと、有病者の全身管理をしながら、歯周処置、補綴処置、保存処置、外科処置等の包括的な歯科診療を行っております。学部教育、臨床研究、臨床活動を実践しながら、包括的な歯科医療のできる人材を育成し、高齢、有病者の歯科医学分野のさらなる発展に貢献したいと考えています。

メンバーMEMBER

教授/柏崎 晴彦

教授/柏崎 晴彦

学生へのメッセージ

日本の高齢化率は急激に進んでおり、世界のどの国もこれまでに経験したことのない超高齢社会を迎えています。今後も高齢化率は増加することが予想されるため、有病者の歯科治療を安全に行うことができ、またQOLを重視したオーラルマネジメントができる歯科医師が必要とされています。私たちの教室では、「これまでに経験したことがない」ということを逆手に取り、世界をリードする研究者の輩出や、歯科だけでなく医療界、介護の現場に貢献できるような臨床家の育成に力を入れています。

九大歯学部Voice

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九大歯学部 Voice#04

「研究者として、臨床医として」

歯学顎口腔外科 助教 前原 隆

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九大歯学部 Voice#03

「患者さんに寄り添える歯科医師になり、
私にしかできない仕事に携わりたい。」

学生歯学部 2年生

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九大歯学部 Voice#02

「歯科医療の未来は明るい」

歯学大学院 4年生