口腔医療連携学
超高齢化が進むにつれ医療が高度化、複雑化しており、多職種が連携(病病連携/病診連携/病住(住民)連携)して医療の安全・安心を支えていかなくてはならない時代になりました。このような社会ニーズを背景に当分野は2019年、多職種連携医療の充実を最重要課題として開設されました。中でも多職種連携が最も重要になる災害時においても活躍し、「何かあれば、あそこに聞けば安心ね。」というところまで信頼して頂けるような口腔医療人の育成を目指しています。
多職種連携を充実して行うためには多職種横断的な知識と経験が必要になります。つまり、当分野では医学や歯学はもちろん薬学や看護学、栄養学、社会福祉など様々な学問領域に跨る知識を持ち、各領域の方々と緊密なコミュニケーションをとる技術を磨く必要があります。それらの知識と技術を基盤に口腔医療人としての専門性を発揮し、多職種連携医療の臨床および研究に貢献していきます。
当分野の学問は従前より存在していたにも関わらずあまり発展していませんでしたが、最近になり重要性が叫ばれ、急激に進歩を開始し始めた学問領域です。新しい領域を切り拓くため、若い力の参集を願っております。
平成30年度文部科学省の「課題解決型高度医療人材養成プログラム」に熊本大学病院と連携して応募し採択されました。災害時に円滑なチーム医療を提供できる多職種の人材(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士等の医療職や行政担当者等)の育成を目指します。
連携先である熊本大学病院災害医療教育研究センター:
https://kumamoto-dmerc.com/
メンバーMEMBER
- 講師
- 山添 淳一